2016.03.07更新

三月に入り、だんだん春めいた日も多くなってきました。
さて、来月は四月。四月といえば新学期です。
四月には、学校歯科検診があります。

当クリニックにも学校歯科検診の後、その結果を見て、親御さんと共に虫歯の治療にいらっしゃる患者様がたくさんおりますが、本音を言えば、学校歯科検診で引っかからないのが理想です。
そのためには、かかりつけの歯医者さんをつくり、定期的に検診とデンタルケアの指導を受けて、健康的な口腔内を常にキープする必要があります。

 

【歯が痛くなってから歯医者に行く人も多い】

先ほどは、学校歯科検診のお話を元に、お子様のお話のように書かせていただきましたが、定期的に検診とデンタルケアの指導を受けて、健康的な口腔内を常にキープすることは、何も子供だけの話ではなく、大人にもあてはまることです。

虫歯や歯周病にならないように歯医者さんへ定期的に通院し、毎日しっかりデンタルケアを行うことを、予防歯科といいます。
歯というものは、乳歯と永久歯、人間誰でも二回しか生えてきません。
ですので、吉川デンタルクリニックだけの話ではなく日本全体的に、問題が起こってから治療する歯科という存在よりも、予防を最優先に行なっていく歯科というものに、力を入れているのです。

しかし現実はなかなか難しく、歯が痛くなってから、歯ぐきに異常を感じてから歯医者さんへいく、何もないときは何年も歯医者になんか行かない!という方のほうが、まだまだ多いのです。

 

【予防の大切さ】

で はなぜ今、予防歯科なのかという話なのですが、先ほどお話したとおり、永久歯が生えてきたらその歯は、一生大切に使っていかなければいけないということに なるわけで、その歯を守っていくためには、虫歯になって治していくよりは、虫歯にならないように努め、健康な歯をキープしていく方が有効であるということ になります。
これが第一の、一番シンプルな予防の必要性に対する理由です。

そしてこのお話を、ちょっと掘り下げていきます。
皆様は、「歯の寿命」というものを考えたことはありますか?
また、「なんで永久歯は一回しか生えてこないのだろう?」と考えたことはありませんか?

まず永久歯が一回しか生えてこない理由、それは「一回生えれば、一生涯十分使えるから」だと思うのです。
今、寿命が延びて80歳過ぎまで元気に生活をしている方が増えていますから、「一回生えれば、一生涯十分使えるなんてありえない」と思うのですよね。
でも江戸時代は、平均寿命は40歳代だったわけです。
もっとさかのぼって縄文時代となると、まぁいろいろな説がありますが、長くても30歳代前半、短い説ですと10歳代中盤と聞きます。
それも昔は、歯医者さんなんて存在もありませんし、デンタルケアや治療などという意識もありませんから、けっこう雑に歯を使うことを想定しても、なにせその使う年数が今よりもかなり短いものですから、「一回生えれば、一生涯十分使える」ということだったのでしょう。

でも人間の寿命が延びてしまって、つまりは永久歯にとっては想定外の事態!
もっともっと長いこと、一回しか生えてこない永久歯を、使っていかなければならなくなったわけです。
だからこそ、それを少しでも実現できるよう、予防歯科が重要視されているということなのです。
特に歯を失う大きな原因は歯周病です。
歯周病予防をしっかり行い、もし歯周病になってしまっても早期にしっかりとした治療ができるようにしなければいけないのです。

また、ここまでは歯のことだけに着目して予防歯科の大切さを書かせていただきましたが、実は、歯や歯ぐきの状況が悪くなりますと、身体全体の健康を害するという繋がりがあることが分かっています。
糖尿病と歯周病も、密接な関係があるとされています。
ですので、口腔内を健康的に保つ予防歯科は、健康的に生きていくという目線でも、重要なことなのです。

 予防歯科

 

【ご自宅でのセルフケア】

昔は、朝晩の歯磨きというのが毎日のセルフケアとして定着していました。
しかし今は、お昼ご飯の後にも歯を磨く方が増えています。
これは虫歯や歯周病を予防する上で、とてもよいことだと思います。
また、さまざまな歯磨き粉が販売されていますが、歯磨き粉が重要なのではなく、ブラッシングの仕方が大事なのです。
吉川デンタルクリニックでは、ブラッシング指導にも注力しております。

そして近年は、歯磨きだけでは十分なセルフケアとは言えなくなってきています。
やはりフロスなどを使って、歯間の汚れまで取り除かなければ、虫歯や歯周病の元となる食べ物のカスなどは取り除けません。
夜だけでも良いので、しっかり歯間ケアも行いたいですね。

 自宅でのセルフケア

 

【定期健診】

自宅でしっかりとセルフケアをしていただいていても、やはり十分とはいえないだけに、定期的に口腔内の検診を、歯医者さんで行う必要があります。
万が一異常が見つかっても、定期的に検診を受けていれば、早期発見・早期治療が可能です。

汚れが溜まりやすくなっているところなども、検診で分かります。
これはご自宅でのセルフケアで、その部分がしっかり磨けていない証拠なので、吉川デンタルクリニックでは、しっかりブラッシング指導を行ないます。

プラークや歯石、歯周ポケットの汚れ除去は、毎日の自宅でのセルフケアだけでは十分に落としきることはできません。
そこで定期検診と同時に、歯科のプロによるクリーニングもおすすめしています。

投稿者: 吉川デンタルクリニック